毎週水曜日は女性だけでなく男性も1000円で見られるサービスデーが嬉しいヒューマントラストシネマでアリス・クリードの失踪を見て来ました。
あらすじはこんな感じ。
若い男と中年男の2人は綿密に練った計画の下、富豪の娘アリス・グリードを誘拐する。監禁状態のアリスは、絶対的な恐怖の中、生き抜く希望を持ち続けた。そんな中、首謀者の中年男が外出した際に反撃を試みたアリスだったが、共犯の男が驚愕の事実を口にする。そして、その瞬間から誘拐犯とアリスの関係がねじれ始め、3人の力関係が目まぐるしく変化する。200万ポンドの大金を得るための用意周到な誘拐計画が、3人の生き残りをかけた戦いへ変わっていく――。
以下、ネタバレ含む感想です。
登場人物は犯人二人とアリスの三人だけ。主なカットは監禁されている部屋のみという低予算で作られた映画。
でもきちんと練られたシナリオでそう感じられないような見せ方をしてくれます。
犯人の若い男と、アリスは旧知の仲。
幼馴染って感じでしょうか。元恋人っていうほどではない印象。
男が油断してアリスに正体がバレて、アリスを父親から解放するために、アリスが好きだから、アリスのために誘拐したんだとか言い出す。嘘っぽいけど。
アリスはアリスでそれに騙されたフリをしてみたり。
もう一人の犯人の中年男は、若い男と獄中で恋人同士。
なので濃厚なキスシーンとか出てきます。男同士の。
ただ、これも若い男の方が獄中での生活のためって感じ。
アリスが若い男から銃を奪って一時的に自由になったり、奪い返されたり、そういう事態を中年男に隠そうとしたりと心理戦が続きます。
極限状態の三人の駆け引きを見る映画。ラストがもう少しな印象。