デンゼル・ワシントン主演のザ・ウォーカーを六本木ヒルズで見てきました。
あらすじはこんな感じ。
核戦争により文明が崩壊した未来。世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。しかし、彼はその目的地を知らない。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らない。ひたすら西へ向かう――それだけを手掛かりに歩き続けている。ある日、とある小さな町に立ち寄ったイーライ。そこは、本を探し続ける独裁者カーネギーという男が独裁者として君臨する町だった......。
以下、ネタバレ含む感想です。
原題はTHE BOOK of ELI
もちろんカーネギーが探してる本が、イーライが持ってる本なわけで。
イーライがカーネギーから狙われて逃げたりしますが、結局奪われます。
でも秀逸なのはそこから。
鍵を外して本を読もうとしたカーネギーだけど、開けてびっくり。
書いてあったのは点字。
文字を読めない部下達を馬鹿にしてたのに自分も読めないとか。
生まれつき目が見えない女性が出てきてたのもこのための伏線だったとは。
本を奪われても西へ行くイーライ。たどり着いたのはアルカトラズ。
アルカトラズではレコードとか本とか集めて文明を復活させる準備してました。
イーライは毎日本を読んでて暗記してたので、筆記で書き留めてもらいます。
完了したときに本を奪われたときの傷で力尽きてEND。
争奪戦になってた本は聖書。
核戦争のきっかけになったとかで、戦争後に全て処分されたとか。
カーネギーが欲しがったのは、聖書があれば愚民共を支配しやすいから。
過去の為政者達もそうやって国を作ってきたからとか。
キリスト教の人じゃないからその辺の感覚はわかんないけど、宗教は国を作るのに便利なんですね。