どこかで知らない誰かが死ぬ代わりに、一億円もらえるボタンがあったら押しますか?
そんな映画、運命のボタンを見てきました。
あらすじはこんな感じ。
1976年、ヴァージニア州のとある街。郊外に住むノーマとアーサーの夫妻の元に、謎の箱が届けられた。アーサーが開けてみると、そこには赤いボタンの付いた謎の装置が入っていた。その日の夕方、今度はノーマの元に謎の男が訪ねてくる。その男いわく、「ボタンを押せば現金100万ドルを手にする。しかしどこかであなたの知らない誰かが死ぬ」。夫妻は迷うが、生活が苦しいこともあってボタンを押してしまい......。
以下、ネタバレ含む感想です。
謎の男は宇宙人(火星人?)に操られている様子。何組かの地球人に対して同じ質問をし、実際にボタンを押すかどうかで地球人の性質を判断するサンプリング調査。
でも普通は押しちゃいますよね。知ってる誰かならともかく、知らない人がどこかで知らないうちに死ぬのなら。
当然これだけの調査結果では地球人は有害とみなされて絶滅されることとなってしまいますが、救済策なんでしょうか。
次の質問が待っています。
ノーマとアーサーの息子の視力と聴力が失われます。
何も見えず、何も聞こえず。
でもアーサーがノーマを撃ち殺せば元に戻ります。
・息子はそのままに、もらった一億円を使ってそのまま暮らす
・ノーマが死ぬ代わりに息子は元に戻って、アーサーは刑務所暮らし。一億円は息子が18歳になった時に手に入る
この二択です。
ポイントは最初の質問の時にボタンを押したのはノーマだったことだと思うんですが、もう少しそこを掘り下げても良かったかと。
この映画がよくできてるのは、二つ目の質問に関する伏線があちこちに張ってあったこと。
最初のボタンは持ち回りで、次は知らないどこかの誰かに回っていく。。。
宇宙人の演出が少し過剰で間延びしますが、面白い映画だと思います。