チーム・バチスタの栄光やジェネラル･ルージュの凱旋の海堂尊原作のジーンワルツを見てきました。
あらすじはこんな感じ。
帝華大学病院・産婦人科。大病院の名に相応しく、待合室は幸せそうな女性たちで溢れている。彼女たちと笑顔で言葉を交わしながら颯爽と歩くのは、産婦人科医にして帝華大学医学部助教でもある曾根崎理恵(菅野美穂)。医学生たちの前で教鞭もとる彼女は、体外人工受精や代理母出産の必要性を説くこともしばしば。厚生省との関係が深い上司・屋敷教授(西村雅彦)からは"要注意人物"とみなされ、衝突することも少なくなかった。准教授・清川吾郎(田辺誠一)は、そんな理恵を複雑な思いで見守っている。二人はかつて産科医院・マリアクリニックで共に医学を学んだ仲間であった
以下、ネタバレ含む感想です。
これまでの作品が医療ミステリーだったので、ジーンワルツもそうかと思ってたらミステリーがありませんでした。産婦人科医療の問題点を突いた社会派作品な感じ。
映画のコピーの「ジーン(遺伝子)の女神」とかあった気がするんですが、あんまし遺伝子治療とか出てこなかったような。
不妊治療、無脳症児、堕胎、代理母出産、医療過誤、救急車受け入れ拒否などの医療問題てんこもり。
不妊治療や代理母出産を推し進める主人公の曽根崎理恵が自分の子供を自分の母親に代理母出産させて自分で取り上げるという展開は読めたものの、終盤の盛り上がり方はジェネラル･ルージュの凱旋を彷彿とさせます。
院長先生かっこいい。
出産はほんとに奇跡ですね。