岩原 裕二原作、コミックビームに連載されていたいばらの王-King of Thorn-をTOHOシネマズ川崎で見てきました。
あらすじはこんな感じ。
感染すると半年以内に石化して死に至る奇病、メデューサ。世界中で蔓延したこの不治の病の治療法を未来に求めるため、コールドスリープ(CS)が実用化される。世界でたった160人のCS資格者に選ばれた少女カスミ。治療法の見つかるその日まで、彼女は古城に造られたコールドスリープカプセルセンター(CSCC)で眠りについた。自分と同じくメデューサウィルスに感染した双子の姉シズクとの、きっと果たせない再会を夢見ながら......。眠りから目覚めたカスミが見たのは、変わり果てたCSCCだった。童話「眠り姫」さながらイバラに覆われたセンターで、見たこともない奇獣に襲われて次々と命を落とす資格者たち。なぜモンスターたちが?あれからどのくらいの時間が経ったのか?外の世界はどうなっている?治療法は??すべては謎に包まれたまま、何とか生き残ったカスミたち7人の命がけの脱出が始まる......。
以下、ネタバレ含む感想です。
世界中に広まる不死の伝染病。治療法が確立するまでのコールドスリープ。
選ばれた対象者のドラマ
製薬会社の自作自演の陰謀。
目覚めたら世界が変貌していて化け物が襲ってくる。
などなど。
ハリウッド映画ならそれぞれで一本の映画が作られるようなネタが満載です。
これらを一つの話に綺麗にまとめるのはさすが日本映画ですね。
というかハリウッド映画は一つ良いアイディアを思いついたらそれだけで突っ走るイメージがあります。
中盤まではアクションありドラマあり。
ラストは張った伏線を回収しつつ、どんでん返し。綺麗にまとめていますが、スカっとしない終わり方ですね。
一回は見ておいたほうがいいけど、二回目見ようとは思わない映画。